「会計年度」とは、帳簿をつける期間のことです。個人事業主の場合は毎年1月1日〜12月31日が1つの会計年度になります。
会計年度は確定申告の「対象年度」と同じです。2024年分の確定申告をするなら、2024年1月1日〜12月31日の会計年度を作成します。
📖 会計年度の仕組み
🖊️ 会計年度の操作
左メニューの 📅 会計年度 をクリックします。登録済みの年度が一覧表示されます。
「+ 新規作成」ボタンから年度を作成します。
申告方式
青色申告/白色申告のいずれかを選択
必須
昨年から引き続き事業を行っている場合、年度の始めの残高(期首残高)を設定します。
例:2024年1月1日時点で「普通預金:500,000円」「現金:30,000円」があった場合、それぞれ入力します。
初めて使う場合は0円のままでも大丈夫です。後から修正できます。
🧩 補助科目単位での入力について
普通預金(口座別)・水道光熱費(電気/ガス/水道)・通信費(携帯/固定/インターネット)等、
補助科目が設定されている科目は、科目名の下に補助科目ごとの入力欄が表示されます。
科目全体の金額を「(補助科目以外)」欄にまとめて入力せず、対応する補助科目の欄に内訳を分けて入力してください。
翌年度への引き継ぎ(締め処理後の自動計算)も、補助科目単位でそれぞれ正しく計算されます。
年度が終わったら「締め処理」を行います。締め処理をすると:
✅
その年度の仕訳が編集・削除できなくなる(改ざん防止)
✅
期末残高が翌年度の期首残高に自動で引き継がれる
✅
確定申告用の決算書が正式に確定する
締め処理後は仕訳の修正ができません。e-Tax送信・帳票出力を終えてから行いましょう。
締め処理後にデータの修正が必要になった場合(例:修正申告のための仕訳修正)は、「締め解除」で一時的に編集可能な状態に戻すことができます。
💡
仕訳帳:締め解除後は仕訳の追加・編集・削除が可能になります
⚠️
再締め推奨:データ修正・e-Tax送信が完了したら再度締め処理を行ってください
締め解除の使用例(修正申告)
① 送信履歴から「修正申告を行う」をクリック
② 修正申告画面で「締め解除」ボタンをクリック
③ 仕訳帳・控除情報を修正
④ 修正申告画面に戻り「マイナンバーカードで送信」をクリック
締め解除はデータの整合性に影響する場合があります。必要な修正が完了したら速やかに再締めしてください。
⚙️ 年度設定(詳細画面)
会計年度一覧で年度名をクリックすると詳細画面が開きます。「年度設定」エリアから、その年度に関する以下の項目を設定できます。
⚠️ 「白色申告」を選択すると、帳票出力メニューに収支内訳書(画面確認・PDF出力)が表示されます。PDF出力は現時点では損益計算書・事業専従者の氏名等・売上先仕入先明細のみの対応で、給料賃金の内訳(一般従業員)・税理士等の報酬の内訳・利子割引料や地代家賃の内訳・減価償却資産の明細は今後対応予定です。e-Tax送信(提出)の対応状況は「帳票出力・e-Tax送信」のページを参照してください。白色申告の帳票の詳細は
収支内訳書(白色申告) のページをご覧ください。
| 項目 |
説明 |
| 申告方式 |
青色申告/白色申告を選択。「白色申告」を選ぶと青色申告特別控除額の項目は表示されなくなる |
| 青色申告特別控除額 |
「青色申告」選択時のみ表示。65万円・55万円・10万円から選択。e-Tax送信で65万円控除を取得する場合は65万円を選択 |
| 帳簿の種類(区分) |
「2:会計ソフト等の電子帳簿」が通常。「1:優良な電子帳簿」は事前に税務署へ届出書の提出が必要 |
| 不動産の事業的規模 |
アパート等を5棟以上または10室以上保有する場合にチェック。65万円控除の適用条件 |
| 土地取得借入金利子 |
不動産所得が赤字の場合の損益通算制限額(円) |
| 本年中における特殊事情 |
青色申告決算書に印字される。開業・廃業・災害など特別な事情がある場合に入力 |
📝 本年中における特殊事情
「本年中における特殊事情」は、青色申告決算書の1ページ目に印字される記載欄です。その年だけの特別な事情があった場合に入力します。
年の途中で開業した
例:2024年7月から個人事業を開始した
年の途中で廃業した
例:2024年9月に事業を廃止した
災害による損失があった
例:台風により事業用資産が被害を受けた
大規模な設備投資を行った
例:製造設備を新規導入し、一時的に費用が増加した
事業内容・会計方法を変更した
例:棚卸資産の評価方法を変更した
特殊事情がない場合は空欄のままで問題ありません。
🔄 データリセット
入力した仕訳を全て削除して最初からやり直したい場合、「データリセット」ボタンを使用できます。年度設定エリアの左下に表示されます。
⚠️ データリセットは復元できません
実行すると以下のデータが完全に削除されます。慎重に操作してください。
✗ 削除される
仕訳・仕訳明細
✗ 削除される
証憑ファイル(アップロードした画像・PDF)
✗ 削除される
請求書・見積書・納品書(年度内の発行日のもの)
✗ 削除される
確定申告入力データ(所得控除・保険料等)
✓ 削除されない
会計年度・期首残高の設定
✓ 削除されない
勘定科目・取引先マスタ
✓ 削除されない
操作履歴(監査ログ)
データリセット後は期首残高の設定はそのまま残るため、仕訳を最初から正しく入力し直せます。
データリセットはテナントオーナーのみ実行できます。また、締め処理済みの年度はリセットできません。
📝 よくある使い方の例
はじめて2024年分を申告する場合
① 「2024年度(2024/1/1〜2024/12/31)」を新規作成
② 期首残高は0円のまま(または昨年末の残高を入力)
③ 取引を入力していく
④ 年末になったら帳票出力・e-Tax送信
⑤ 締め処理を実行
❓ よくある質問
Q. 年度を間違えて作った
締め処理前であれば削除できます。仕訳が登録されている場合は先に削除してください。
Q. 複数年度を同時に使える?
使えます。過去年度の修正申告なども対応しています。
Q. 締め処理は必須?
確定申告後に行うことを推奨します。必須ではありませんが、行うと帳簿の改ざん防止になります。
Q. 締めた後にデータを修正したい
「締め解除」ボタンで一時的に編集可能にできます。修正完了後は再度締め処理を行ってください。
Q. 修正申告のために締めを解除できる?
できます。修正申告画面に締め解除ボタンがあります。解除後に仕訳・控除を修正し、修正申告を送信してください。
Q. データリセットと年度削除の違いは?
データリセットは仕訳等のデータのみを削除し、会計年度(器)は残します。最初からやり直す場合に使います。年度を丸ごとなかったことにする場合は年度削除を使います(仕訳が0件の状態でのみ削除可能)。